救急ディスカッション「僕たちの時代」＜第5回＞

全国の救急現場で活躍中の獣医師によるディスカッション！

このセミナーは少し変わった切り口で展開します。その名も「救急ディスカッション『僕たちの時代』」！日本全国の救急現場で活躍されている先生方をゲストに招いて、TRVA動物医療センターの塗木先生、そして僕と毎回2つの症例についてディスカッションしていきます。1つ目はリレー形式の「ABCDの異常」2つ目は「忘れられないあの症例」。

どんな内容かというと、、、

1つ目のテーマは救急の肝であるABCDの異常を軸に実際の現場ではどんな症例が来院して、実際にどうやって対応しているのかを施設ごとに紹介してもらいます。塗木先生や僕の施設の対応と同じところもあれば、少し異なるところもあるはず。なんでその対応になったのか、を中心にトークしていきます。そして2つ目のテーマである忘れられないあの症例。治療がうまくいった話かもしれないですし、あるいは力不足を感じた症例の話かもしれない。こういう話っていわゆる普通のセミナーでは決して聞けないんですが、実はそういう話こそ現場に役立つtipsがあったりしますよね。MCの僕たちとも打ち合わせほとんどなしです、だからこそ建前じゃなく本音で語れると思ってます。一風変わったセミナーですが、他では決して聞けない話が満載だと思うのでぜひご参加ください！

第5回は、塗木 貴臣 先生（TRVA動物医療センター 院長）、MCに、ゲストに長尾 梨花 先生（札幌夜間動物病院　勤務医　救命救急科・集中治療科）をお迎えして以下のテーマでディスカッションします。

　　　　長尾 梨花 先生

＜第1部＞ Dの異常「来院時に神経症状が残っている症例」

症例1.重積発作の症例

症例2.頭部外傷の症例

症例3.中毒の症例

◎ディスカッションポイント

・入院を提案する基準は？

・重積発作や起立不全に対して、どの状態になるまで鎮静剤を投与する？

・挿管管理の基準は？

・時間が経った中毒症例、対症療法しかない？（透析って・・・）

＜第2部＞「猫の大動脈血栓塞栓症」

札幌夜間動物病院の治療プランの提示法と各症例について

症例1.血栓溶解剤を使用する症例

症例2.温存療法の症例

◎ディスカッションポイント

・施設間でどういう治療プランの選択肢の違いがあるか（飼い主様に説明するウェイト）

・詰まった時間が不明な場合の血栓溶解剤の使用基準

・再灌流障害が起きた時の治療ポイント